【解剖生理-消化器系-】
消化器系について
今日は、皆さんが苦手な解剖生理学の勉強のお役に立てればと思い、
僕の考え方も交えたオリジナルにはなりますが、各系統のまとめを今後ひとつずつ解説していこうと思います☆
口腔から肛門に至るまでの連続する器官の集合体であり、主に生体として、細胞が必要とするエネルギーを体外から取り入れ、体内(血液内)に運びいれる機能である。
消化器系の機能として
①摂食
②嚥下
③消化
④吸収
⑤排泄
の5つの手順をたどり、エネルギー代謝を行うことで全身の細胞が必要とする栄養素を供給しています!
では
これから各フェイズごとにひとつずつ説明していきますね(*^^*)
①摂食
認知(=先行期)から始まり、食べ物を口まで運び、口唇で取り込む。
高次脳や運動機能が影響する。
②嚥下
口腔期・咽頭期・食道期に分類される。
口腔期=口腔内で食べ物と唾液わ、混和させ咀嚼を伴い食塊を形成
咽頭期=嚥下反射にて自動的に食道-気道のスイッチを行う
食道期=蠕動運動と重力にて、胃まで食塊を運搬
③消化
主に胃・空腸・回腸で、小腸の絨毛で吸収できるサイズまで分解
この際に、栄養素や分泌エリア毎に異なる消化酵素を使用する
④吸収
小腸の絨毛で吸収された栄養素は、腸の血管(=上・下腸管膜静脈)に乗り、門脈系として肝臓に運ばれ貯蔵される。
⑤排泄
尿と便として体外へ異物を排泄する。体内に異物を残すとホメオスタシスが機能し異常反応が起こるため、基本的には適宜・適量排尿・排便が起こるのが正常である。
【尿】
腸の絨毛で通過した血管内に残ったアンモニアや過剰なミネラル、体液を尿として排泄する。
=尿排泄に伴い電解質バランス、体液量、血圧をコントロールしている。
(※泌尿器系参照)
【便】
腸で吸収できなかったもの=異物・薬物・代謝産物・剥離した腸の内壁細胞・腸内細菌などが糞便として形成され体外へ排泄される。
解剖生理学が苦手💦という学生さんには
『消化器系』をまずはじめに勉強し始めることをオススメします!!
なぜならば、
消化器系は、口腔・食道・胃・腸と各臓器ごとに明確な役割があり、各々がしっかり
役割分担されているということ。
そして、口腔から肛門まで順序立てて、一連の流れがきちんとあることで、体系化され考えやすくなっているからです💡
TSUBASA